任意整理で負担を減らす

任意整理は、利息をゼロにして元金のみを返済していく方法です。

 

この手続きは個人でも行なえますが、さまざまな手続きや金融会社との交渉などを行なわなくてはならないため、専門家である弁護士や司法書士に頼んだほうがスムーズに行きます。

 

任意整理のメリット

任意整理は、今までの取引を見直して借金を減額し、原則として金利と遅延損害金をすべてなくして返済できるようにする方法です。

 

元金のみを返済していく形になりますが、3年以内に返済しなければなりません。
そのため、継続して安定した収入が得られる状態でなければ利用できません

 

任意整理を利用することで財産が没収されたり、特定の職種につけなくなったりすることはないので、生活環境は変化しません
また、任意整理の場合は、ギャンブルや浪費が原因であっても手続きを行なうことができます

 

行なわれる手続き

任意整理を依頼すると、専門家は金融会社へ依頼を受けたという受任通知を送ります。
その時点で督促が止まります

 

止まっている期間は任意整理が終わるまでの3カ月から8カ月ほどとなっており、過払い金が発生しているとさらに長くなります。

 

次に引き直し計算が行なわれます。
これはグレーゾーン金利が適応されていた借金を現在の上限金利で再計算を行い、グレーゾーン金利で発生していた利息分、つまり過払い金を元金の返済に充てるのです。
この時点で借金そのものを大幅に減らすことができ、場合によっては完済できることもあります

 

取引開始時から金利が適正である、引き直し計算を行なっても完済までに至らない場合は、担当する弁護士または司法書士が金融会社と直接交渉します。
この交渉は、将来発生する金利や遅延損害金をカットできるかや、返済期間をなるべく長く(丸3年)してもらえるようにするための交渉です。

 

うまく交渉できたら、減額された返済金額を設定された期間内に完済します。

 

任意整理のデメリット

いくら完済を目指すものだとしても、本来支払わなくてはならない利息などは免除されているため、純粋な完済ではありません。
そのため、任意整理を行なうと信用情報に傷が付き、5年間はブラック情報が記録されます。

 

また、交渉に応じてもらうことができても、必ずしも利用者の希望が100%通るわけではありません。
場合によっては一部、またはすべての金利や遅延損害金を支払わなくてはならないこともあります。

 

なにより、借金をなくすための手続きではないので、完済するまでは借金と付き合っていかなければなりません。
そのため、少しの油断でまた借金地獄にはまり、どうしようもなくなる可能性もあるので、計画的に返済していく必要があります